会津ころり三観音の一、 会津三十三観音三十一番札所
会津ころり三観音霊場、会津三十三観音三十一番札所として、仏都会津の象徴となっています。ご本尊の十一面千手観音は、根のついたままの大樹に彫刻された国内でも最大級の木造大尊像です。地域の人びとからは親しみを込めて「立木観音」と呼ばれ、今でも多くの信仰を集めております。
御詠歌 三十一番塔寺
遙るばると 参りて拝む 恵隆寺 いつも絶えせぬ 松風の音
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観音堂(国指定重要文化財) 立木観音堂
雄大で剛健なおもむきを持つ観音堂は、鎌倉時代の建久年間(1190年~1199年)の建立といわれ、桁行5間、梁間4間の茅葺き屋根の寄棟造で建てられております。お堂の中には本尊の千手観音とその眷属の二十八部衆、風神・雷神などが祀られています。
本尊(国指定重要文化財) 十一面千手観音立像
本尊は像高二丈八尺(8.5メートル)の千手観音で、立木の状態から彫刻されたことから「立木観音」と呼ばれており、我が国最大級の高さを誇る木像です。
会津ころり三観音巡り
会津美里町根岸の弘安寺(中田観音)、耶麻郡西会津町野沢の如法寺(鳥追観音)、そして当山の立木観音、この三観音を合わせて「ころり三観音」と呼ばれ、古くから信仰を集めております。